「LANVIN(ランバン)」がBenjamin Millepiedによるフィルムを公開
この春、ランバン(LANVIN)は著名なフランス人振付師、ダンサー、映画監督であるバンジャマン・ミルピエ(Benjamin Millepied)によるフィルムを公開しました。
クラシックバレエとコンテンポラリーダンスの革新的な融合で知られるミルピエは、ランバンのために振付と映像を制作しました。
それは、躍動する体の崇高な自由と、女性特有の力と芸術性の象徴であるランバンの唯一無二の本質を同時に捉えたものです。
このショートフィルムでは、ダンサーでモデルのコリーヌ・オマッソン(Coline Omasson)がメゾンの象徴的なシャルムーズ(Charmeuse)のドレスとバレエシューズ(Ballerina)に身を包み、ランバンの女性像を表現しています。
“このフィルムで、私はある種のGesamtkunstwerkを作りたかったのです。コリーヌの美しいパフォーマンスを通して、ランバンのすべてを結びつけ、反映させたダンスです。”とミルピエは述べ、19世紀のドイツの‘総合芸術作品’という概念に言及しました。
ジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)自身が高く評価した芸術的媒体へのオマージュとして、エレガンスに形と生命が与えられています。
“フランスのエレガンス、洗練、創造性が、彼女の自由な動きに表れています。ダンスの中で、彼女は音楽、動き、ドレスと一体になります。彼女の内面、表現の自由が、儚くも優雅な瞬間に表現されています。”とミルピエはコメントし、その後、創作過程について語りました。“コリーヌはその瞬間に感じたままに踊り、私たちはそれを最も適切で、控えめで、繊細な方法で捉えるためにそこにいたのです。”
このフィルムは4月30日からLanvin.comとランバンのソーシャルメディアチャネルで公開されています。
About Benjamin Millepied
バンジャマン・ミルピエは、クラシックバレエの文化とコンテンポラリーダンスの自由をユニークに融合させ、動きながら考える方法を体現しています。
ロサンゼルスとパリの間を行き来しながら、彼は長い間古典的であり続けてきた芸術分野の未来を描くために精力的に活動しています。
『Romeo and Juliet』『Reflexions』『Hearts & Arrows』などは、彼が創設者兼芸術監督を務めるL.A. Dance Projectが世界中で公演してきた作品のほんの一部にすぎません。
パリ・オペラ座の舞踊監督として、彼は先鋭的で野心的なプログラムで新風を吹き込みました。
ダンスを捉える卓越した才能を持つ彼は、最近では映画監督としての仕事へと発展させ、現代版『Carmen』で初めて映画の領域に参入しました。